魔法使いの嫁 名言・セリフ集 ～心に残る言葉の力～

神々も精霊たちも君のすぐそばにいる誰も君を顧みる事がなくとも苦しく悲しく寂しさに喘いでも彼らは君を見ていてくれるだから安心して自分自身を救いなさい。

君はいつも一人でどこかへ行こうとする

君はいつだって僕に手を差しだして振り返すくせに、帰ろうって誘うくせに

それなのにこんなに呆気なく僕を置いて行こうとするのか？

アリス　　でもあの骨…わかっちゃいねっすよ
　　　　　線路を走るみたいに仕向けられてもさ
　　　　　結局自分の道しか走れない奴はごまんといるんだ
アドルフ　…君は自分の道を走ってる？
アリス　　自分が選んで走ったとこに道ができるんすよ？
アドルフ　…若いっていいねぇ

エリアス　―おかえり　チセ
チセ　　　…ただいま帰りました　エリアス

どこにでもいける　全ては繋がっている　なら
―お願い　あのヒトのところへ―繋いで

その杖は私の枝
その枝は大地が始める地から生まれた
…そしていつか星の内に戻る地の樹だ
どこにでも往ける　どこにいても君の往く道を照らす
君も　私も　リンデルも　あの茨の子も
何もかもが繋がっていて全ては等しくここへ戻りまた旅に出る
君がその杖によって足元を照らしてまたここへ帰ってくるまで―しばしのお別れだ
そうそう言いたいことも聞きたいこともすぐに言葉にした方がいい
言葉は時が経つほどに熟れていくが色を失っていくものでもあるからね―…

チセ　君は自由だ
君が呪いを抱えて生きても　その末にいつか堕ちても
全ては君の自由なんだ　だけど私は
誰かのためでなく―君自身がどうしたいかを考えてほしい
そして君の世界の果てまで本当の意味で飛んでいってくれることを願うよ

ほんのわずかな言葉や掌が誰かを救うこともあるんだよ
―だから私は君を残した母君と父君に感謝をするし君に己を誇ってほしいと思ってる
誰かに手をさしのべることができた君自身をだ

―…私はチセが来てくれたおかげで最期に空を飛べた
チセのおかげで救われた人や獣たちがいた
チセがおいでといったおかげで救われた子がいる
己をほいほいと捨てられるものみたいなそんな風に低く見るということは
君に救われた我々をどうでもいいと言っているのと同じだよ

私はチセの母君と父君の感謝をしている
人間もそうかは私は竜だからわからないけれど
己が生きるに厳しい時獣の親は子を見捨てたり…殺したりする
生き残りさえすればまた次の子を産めるからだ
…でもチセの母はチセの首から手を離した―どうしてだろう？
どうしてそのままチセを手にかけなかった？
産まなければよかったと泣いておいてどうして己を絶ったんだろう

君のエリアスは突然に君を放り出すなんてことをするヒトなのかい？
チセが見てきた中でそんなそぶりがあるならわかるけどそんなことを言っていたりしたのかい？
チセが恐れることが一度だって起こったことが？
なら天が落っこちる心配をするようなことはやめなさい　するだけ無駄というものさ

オベロン　　　　さて　あの二人がうまくいくか賭けないかいティターニア？
ティターニア　　それよりも何人できるか賭けた方が建設的だわ
オベロン　　　　違いない！

そんなに怖がらなくてもいいんです
貴方が要らないと言うまで
私は貴方の―そばに…

……チセっていうの！…今日できたあたしの友達！

イーサン　……ぼくみたいな弟なんていらないんだろ…
ステラ　…ねぇあんたあたしの名前わかる？…あたしもあんたの名前思い出せない
……あたしがお姉ちゃんじゃいや？…もう名前も思い出せないけどさ
あたしはあんたが弟ならいい……そもそも弟なんてあんたしか知らないもん
イーサン　……おれもあんたが姉ちゃんで……いいよ
ステラ　…あ「な」たが　でしょバカ

んー… たぶんさ
おれは姉ちゃんにあんなこと言ってさ　いまはすごくごめんって言いたいし
パパともママともまた会いたいしハグもしたい一緒にゲームもしたい
クリスマスパーティーだってやってない！…ほかの誰かとなんていやだよ
―家族ってそう思えるひとたちのことじゃないのかなあ

ばかっ　気にするに決まってるでしょ！

これはあたしの昔の話だ　チセがどうこう考える必要ねぇよ
てめぇが幸せか不幸かなんて誰かがコメントしなくたっててめぇでわかるしてめぇで決めるさ

エリアス　　…チセこノ姿は怖いだロ　戻るかラ離シな
チセ　　　　…そうですね
　　　　　　家の扉がくぐれなさそうで不便だから戻った方がよさそうです

俯かなくていいよ
背筋を伸ばしてしっかりと前を見るんだ
いいね？

決めた
君を僕の弟子にする

君のいる世界は君の味方じゃなかったかもしれない
でも敵ではない
君の鍵はもう銀の錠に差し込まれている
あとは開けるだけさ

汝の敵を愛せとは言わない
そんなのは聖人にだって無理な話だ
だが我々は《隣人たち》から愛されている
…世の理のかけらに生まれながら触れることを許される程度には
愛には愛を　行き先に迷う者には杖を貸すのが我々だ

わしはリンデル
只人はわしらのような者たちを魔法使いと呼ぶのう

人の言葉は強い
―ゆえにわれらは人のかたわらでそれを聞く
心せよ
われらだけではないもっと上のもの……地に潜み陰に潜むものも
人をみている
心せよ　持たぬ子よ

見つけりゃいいんだよ見つけりゃ
見つからなくてもその時はまた捜しに行きゃいい
東の端のお前と西の端のあいつが逢えたぐらいだ
こんな狭い丘の中で逢えないわけないだろ
お前も姉貴なんだろ自分と弟を信じろよ
片っぽが泣くくらい想ってるならそう簡単につながりなんて切れない
家族でもなんでも…そういうのは

ただの自己満足なのこれは
私は痛いのも苦しいのも好きじゃない
怖い人も怒鳴る人もすごく苦手
…だから
私は私に笑ってくれた人たちには私のために笑ったままでいてほしいだけなんだよ

だっ　大事なヒトのコトなので要らなくないです

私はもっとみんなのそばにいたい

痛いからって他人も同じ目に遭わせていいわけじゃない
何をしてもいいわけじゃない！

未来の僕の奥さんに
傷が残っちゃ
大変だ

僕は君を
僕のお嫁さんにするつもりでも
あるんだ

智世、世界を愛するんだ。
君のいる世界は君の味方じゃなかったかもしれない。
でも、敵ではない。
君の鍵はもう銀の錠に差し込まれている。
後は開けるだけだ。

私友達ができたのが久しぶりで どうしたらいいのか…その 教えてくれるとすごく助かる

あはは！自分のやりたい事に誘えばいいし、話せばいいのに

でも、その人が嫌がったら…

相手と自分が違うのは当たり前。やりたいことが違うのも当たり前。分かり合う為じゃなくて話し合うために言葉はあるのよ

翼のない君が本当に飛ばなくて良かった

あなたなんか…産まなきゃ良かった…

あなたがいなきゃだめだったんです！
何もかもが！

僕でいいの？

これからはあなたの隣で一緒に歩いてもいいですか？

もちろん。
君は僕のお嫁さんなんだから

はい…

ステラが言ってました
言葉はわかり合うためじゃなくて 話し合うためにあるんだって…
ぶつかったら わからなかったら
二人でちゃんと相談しましょう
ちょうどいいところを探すために…
エリアス…
これからはあなたの隣で一緒に歩いてもいいですか？

もちろん
君は僕のお嫁さんなんだから

はい…

僕は…僕は君が嫌だと言うことは 二度とやらないつもりだ
それでも 僕は君に関わることで また怪物になってしまうかもしれない…
僕でいいの…？

まだ去年の話ですけど…
あなたに買い取られていろんなことが変わりました
たくさんの人と関わって いろんな人に助けられて…
私が思ってるよりもずーっと世界は広くて…
生まれ変わったわけじゃないし 今もやっぱこんな身体じゃなければって思うけど
今なら考えられるんです
あの時飛ばなかったから今ここに居られるんだって…
そう思うためにはあなただけじゃだめだった
でも あなたがいなきゃだめだったんです！ 何もかもが！
あなたはもう忘れて…

痛いね…
誰にもわかってもらえないのは…

同じだよ… だから…
もう終わりにしよう…

あなたは私なんかより…私が出会った誰よりも ずっとずっと苦しいのかもしれない…！
でも！痛いからって！
他人も同じ目に合わせていいわけじゃない！
何をしてもいいわけじゃない！

私もいろんなものを恨んで
羨ましがって生きてきた…
苦しくて そこから逃げ出すためなら
何してもいいって…
私とあなたは似てるかもしれない

チセ 左手を貸してください
エリ ん？はい
チセ そっちは右手！！
チセ 手袋もとって！
チセ (指輪はめる)
エリ 左手の薬指はプロポーズって聞いたけど
チセ う、だから…


…

あなたの隣であるいてもいいですか？

あのひとのところにつないで

あの時飛ばなかったから
今ここにいられるんだって
そう思う為には
貴方だけじゃダメだった
でも貴方がいなきゃ
ダメだったんです
何もかもが

なんで僕が…
なんで僕らだけがこんな目に‼︎
僕らが何をしたって言うんだよ‼︎

僕は ただ幸せに暮らしたいだけなのに…

僕が君を助けてあげる…
必ず 僕が… 僕だけが…！

お前がきっかけをつくったのなら
助けるのもまた お前の仕事だ

見ず知らずの人間なんて心配しないで
もっと自分を思いやってよ！

お前のいばらを私の枝に絡めなさい
お前のつがいを迎えに行きましょう

僕は 僕のやり方を
見直さなければいけない

次に捕まえた時は 逃げないように
外に出してはいけないよ

1つの枝が折れたとしても
木に障りはないわ

私は知らない！
あなたたちがどうしてそう望んでいるのか！
そう思ってるのにどうしてこんなことしてるのか！
してきたのか！
だから！知りに行く！

お母さんは私のために頑張ってくれたんだよね？
頑張って頑張って それでも最後に…
許さないよ
お母さんのこと大好きだった…
楽しい思い出だってたくさんあった
なのにあの日からそんなの全然思い出せなくて…
でもお母さんのおかげで
私は 自分よりも放っておけない好きなひとに会えた
しっかりしてると思ったら かなり困ったひとだったけどね
ふっ ふははっ
うん だから だからさ ありがとう
あの時あの手を離してくれて
許さないけど
私はまだあなたを忘れないけど
あなたを置いて前に進むよ

いろんな人たちに会えてよかった
そうじゃなきゃ
私はあなたに会う前に
きっと死んでたから

じゃあなんで最後までやらなかったの？
あなたは本当のお母さんじゃない
あなたは私の中のお母さん
お母さんに首を絞められた
私がつくったお母さん

あなたなんか産まなきゃよかった

君の目玉は
なんだか世界がキラキラして見えるな〜
羨ましいな〜

私は 今のあなたのそばにはいられない…

私は一緒に…一緒に考えさせてほしかった！

約束はしてない…

あ…あなたは…

こうするならステラだと思った
君はステラに僕にするのとは違う顔を向ける
それはとても嫌だ…

そんな…事で…

僕は君が生きてくれるんなら
それでいいんだ

…‼︎ 結局 あなたも‼︎

自分のためなら他人がどうなってもいい僕が怪物だと言うのなら
君もやっぱり怪物じゃあないか！

何もしないで
起きたら何もかもよくなってるなんて
そんな魔法みたいなこと
一度もなかったよ…

君こそが君を導いているんだよ

あたしじゃない誰かに
同じ話をするわけ？
そんなのごめんだわ

エリアスが何か企んでる
私に知らせずに ひとりで…
一緒にやろうって言ったのに…
もしかしたらルツも…
だから 私に何が起こっても
言う通りに動いてくれる人が欲しい

ちょっと前向きにしてみたんだよ

こんなにもやらなきゃいけないと思って
事をなすのは 初めてかもしれない…

命の代わりにするものは
命しかないわよ…

どの道を行き どうあるかは 人の自由だ

他を助けるのは
自分を助けてからでよいのだ

長く長くこの世を過ごして
僕だけを見てくれるのは
君だけだったんだ

今夜は…特別に咲いてもらおう…

死ねない僕の呪いと 死に至るお前の呪い･･･
意外と相性がいいかもしれないよ･･･

やっと死にたくないって思えた端からこれですよ･･･

光り輝く知の女神 蛇さきし嵐の男神
そのみてを その田馬目を
瞬きの間お貸し下さい

見つけなきゃ･･･ 考えなきゃ･･･
前に進むためのやり方を･･･

どうなんでしょう･･･わからないです･･･
今回のはやれたからやっただけで･･･
嘘ではなく 人間には自分でもよくわからないことがあるんです

えっ⁉そうなの⁉

それにあなたのパピーはバカですから
体のほうが先に動いちゃうみたいなんです･･･
エリアス･･･ バカな私と一緒に考えてくれますか？
私とエリアスが隣にいられるやり方を･･･

僕は君ほどパッと走り出せない･･･
でも君と一緒に確かめに行くことはできる･･･
ちゃんと僕を連れて行って･･･

僕はどこかで今でもまだ 君がずっとあの家にいて
これからもいるんだって思ってる･･･
君ならきっと大丈夫だって･･･

君はいつも一人でどこかへ行こうとする･･･
君はいつだって僕に手を差し出して 握り返すくせに･･･
帰ろうって誘うくせに･･･ それなのに･･･
こんなにあっけなく僕を置いていこうとするのか･･･

僕のパピーはバカになったらしい･･･

どこから･･･？

君が窓から出ようとして
空中で一回転したところから･･･

最初からじゃないですか･･･

外の空気のほうが好き

あぁ･･･ その 私は今まで2つの呪いと一緒に生きて･･･
生きてきてしまって･･･
1つはスレイ･ベガとしてのこの体で･･･
もう1つは 私が生きる限り たぶんずっと離れることのない呪いです･･･
今さら1つ増えたところで どうってことないですよ･･･

僕より君のほうが大事なの わかってないだろ･･･

あっ･･･ 川だ･･･
ルツ来なくていいから･･･
みんなを連れて迎えに来て･･･
大丈夫･･･一緒に帰ろう･･･

君のわがままは いつも君自身のためじゃないな･･･

エリアス! あの子はまだ帰れます!
帰りたがってます! 帰る場所があります!
やり方を教えて下さい!

…こいつは作りモンだけど
作りモンには作りモンのタマシイってのが宿るかンなァ

大丈夫
もう独りになりたくないのは
…私も同じだから

大丈夫･･･
それは君の感情じゃない･･･
引っ張られなくていい

帰りたがってる･･･
怖がってるし･･･ すごく 嫌がってる･･･

自分が選んで走ったところに 道ができるんですよ

あの子は僕のものだよ？
智世はそう望んでくれてる･･･

家にいないと寂しがるひとがいるので･･･

変わったところも 変わってないところもありますよ

お金か･･･
そういえばこれは もとはエリアスのお金なわけで･･･
う～ん･･･

相手と自分が違うのは当たり前!
やりたいことが違うのも当たり前!
分かり合うためじゃなくて
話し合うために言葉はあるのよ!

ステラが言ってました
言葉はわかり合うためじゃなくて 話し合うためにあるんだって…
ぶつかったら わからなかったら
二人でちゃんと相談しましょう
ちょうどいいところを探すために…
エリアス…
これからはあなたの隣で一緒に歩いてもいいですか？

もちろん
君は僕のお嫁さんなんだから

はい…

うつむかなくていいよ
背筋を伸ばして
しっかり前を見るんだ

いざや結べ銀の尾 いざや繋げ血潮の音
離れぬようにヒイラギを ほどけぬようにきずたを
七つのいちいに 七たび結べ
あでの蛇神が おおはくひまぎ

僕は君を
僕のお嫁さんにするつもりでもあるんだ

やらなくていいことはやらない。
やらなければならないことは手短に。

俺だって悔しいよ。悔しいに決まってる。そんなの悔しいに決まってるだろ!!　……俺が何をしたっていうんだ。別に目が眩むような大金がほしいとか、馬鹿みたいな権力を牛耳って王国を作りたいなんて望んでいる訳じゃない。ただ、いつもと同じように学生寮で目を覚ま して、インデックスのご飯を作って、学校へ行って、放課後に友達と遊んで……そんな当たり前のものを取り戻したかっただけなんだ。な のに、どうしてそれだけで絶対悪なんて呼ばれなくちゃいけないんだ!　大勢の人の命を天秤にかけなくちゃならないような場所に立たされ なくちゃいけないんだよ!!　こんなの馬鹿みたいだ。俺一人を苦しめるために地球人口六十億人をくまなく救い終えるなんてオティヌスの 野郎は完全にスケールが狂ってる!　ちくしょう、どうして俺ばっかりこんな目に遭わなくちゃいけないんだ。何が『不幸』だよ、ちくしょ う!!　今まではそれでものらりくらりとかわして騙し騙し折り合いをつけてきたんだ。なんとかバランスを取ってやってきていたんだ!　そ れをあいつは全部ぶっ壊した。悔しいに決まってるだろ!　何の意味もなくたって、周りのみんなにとっては自分が救われれば後は誰がやろ うと構わなくたって、それでも悔しいに決まってるだろ!!　血反吐を吐いて涙交じりにどうにかこうにか乗り越えてきた道を、オティヌス
のヤツはまるで遊びか何かみたいにあっさりまたいでいきやがった!　全部あいつに奪われた!!　文句を言うのも馬鹿馬鹿しいくらい鮮やか に、俺が持っていたもの、歩んできた道のり、とにかく全てだ!　……何なんだよ、くそ……。あんな方法があるなら、どうして最初からみ んなを助けなかった!?あんな方法が許されたとしても、どうしてそれを真摯に振るわない!?　どうせこんなの長くは続かない。オティヌスは飽きたらこんな世界だってあっさり消し飛ばしてしまうに違いない。簡単に作れるって事は、簡単に壊せるって事だからな。だけど、こ れ以上のものを俺はあ作れない。どんなにイチャモンつけようが、結局はオティヌスのヤツが『槍』を一回振ってみんなを笑顔にすれば、 それだけで決着がついてしまう。誰かがジャッジを下すんじゃない。俺が!　俺自身が!!　オティヌスには逆立ちしたって敵わないんだってだけど、そうやって乗り越え ていくごとに、人の輪は大きくなっていった。人の繋がりが、何となくこれには意味がある事なんだって錯覚させた!!　その結果がこれだ 。俺は全部奪われた。アンタの言う通り、もしも誰かがこれを知ったら、俺のために駆けつけてくれるかもしれない。すべてをかなぐり捨 てて、オティヌスが管理運営する世界の全てと敵対してでも味方になってくれるかもしれない。だけど!　そんなのにはもう意味なんかない んだ!!　最初から、意味なんか何にもなかったんだよ。そんなちっぽけな幻のために、失われた命が戻ってきたなんて神様の奇跡みたいな状況を放棄するなんて絶対に駄目だ。俺だって、もっとはしゃいでいたかったよ。自分が置かれた状況が、どれだけ居心地の良いものだったかなんて、今の今まで知ろうともしなかった。例えばこれがまだ結果の出る前の話で、オティヌスがこれから失われた命を生き返らせて やるなんて提案をされたら、俺だって適当な綺麗ごとを並べて突っぱねたかもしれなかったよ。彼らの死にだって意味はあったとか、人の命はそんなに簡単に左右していいものじゃないとか、美辞麗句を並べてな!　だけど、もう、結果は出ているんだ。今から全てを『元に戻す』って事は、ここで何も知らずに笑っている人達をもう一度自分の手で殺すことと何も変わらないんだ!!　良いか、どんなに言い訳を重ね たってこの事実は何も変わらない。俺が!　俺がこの手で選んだ選択が!　彼らを一人残らず殺すんだよ!!　そんなの、もう、どうにもなら
ないじゃないか。事件も借金も失恋もない世界を取り上げて何になる!?　仮にオティヌスを倒して、全てを『元に戻して』、生きているは ずのない人間を正しく奇麗に殺戮し尽くしたとして、その先に俺が思い浮かべている、あの日あの時の世界なんか待っているのか?　俺は何 も知らずにいつもの時間を過ごしている人達の前で、どんな顔をすれば良いんだ。笑っていれば良いのか。何も知らない人達の前で、全て を知っている俺が、何も知らない体で馬鹿みたいに笑っていれば良いのかよ!!　ふざけんな!!　どのみち、もう、何も残らない。オティヌスが勝とうが負けようが、俺が生きようが死のうが『元』なんて戻ってこない!!　どこに転がってどんなふうに結末を迎えようが、何にし たって成功はしないんだ。何を選んだって失敗しかなくて、結局はどこかに不満が残って、やがて全ては瓦解していく。それだったら戦う意味なんかねえだろ!!　奇跡みたいな状況を壊してどうするんだよ!!　どっちに傾いても破滅しかないなら、もうオティヌスの勝ちって事で良いだろ。あとは救われた人数で決めてしまえば良いだろう!!　俺とオティヌス、どっちが多くの人間を助け出せるかって質問があった ら、そいつは間違いなくオティヌスの方が上に決まっているんだから!!　俺なんかじゃ敵わないって事くらい最初っから分かっているんだから!!　それ以外に一体何ができるんだ。こんなっ、こんなの、ここまでやられて前なんか一歩でも進める訳がねえだろうが!!!!!!

確かにバスケを好きなだけでは勝てないかもしれないです。
けどやっぱり好きだからがんばれるし、
勝ったとき心の底からうれしいんだと思います。

ふざけやがって、そんなつまんねえ事はどうでも良い！
理屈も理論もいらねえ、たった一つだけ答えろ魔術師！！
テメェは、インデックスを助けたくないのかよ？
テメェら、ずっと待ってたんだろ？
インデックスの記憶を奪わなくて済む、
インデックスの敵に回らなくても済む、
そんな誰もが笑って誰もが望む最っ高に最っ高な幸福な結末ってヤツを！
ずっと、待ち焦がれてたんだろ、こんな展開を！
英雄がやってくるまでの場つなぎじゃねえ！
主人公が登場するまでの時間稼ぎじゃねえ！
他の何者でもなく他の何物でもなく！
テメェのその手で、
たった一人の女の子を助けてみせるって誓ったんじゃねえのかよ！？
ずっとずっと主人公になりたかったんだろ！
絵本みてえに映画みてえに、命を賭けてたった一人の女の子を守る、
そんな魔術師になりたかったんだろ！
だったらそれは全然終わってねえ！！　始まってすらいねえ！！
ちっとぐらい長いプロローグで絶望してんじゃねえよ！！
手を伸ばせば届くんだ。いい加減に始めようぜ、魔術師！

ああ・・・
手があったら伸ばして
頭を撫でてやれるのに

声が出たら
名前を呼んでやれるのに

足があったら立ち上がって
涙を拭ってやれるのに

俺たちの立派な・・・

リーダーを
守れるのに・・・

Everybody deserves true love.

誰だって真の愛に出会う資格はある。

俺の持論だが
人は何かの選択をする際に
後悔し傷つかずにはいられない生き物らしい

悔いが残らないように選択をしろ、なんてよく言うが
あれは無理だ

どんなに悩んで道を選んでも
後で何かしら後悔する
そんな風にできてるのさ、俺たち人間ってやつは

だからこそ、本音が重要だと思っている

そうだ、本気になれよ
本気で向かってこい
子どもだとか小学生だとか中学生だとか、関係ないこと全部捨てて
おれの球だけを見ろよ

だから、もし私が死んでも、キリトは頑張って生きてね。
生きてこの世界の最後を見届けて、
このせかいが生まれた意味、
私みたいな弱虫がここに来ちゃった意味、
そして、君と私が出会った意味を見つけてください。
それが私の願いです。

じゃあね、キリト。
君と逢えて、一緒にいられて、本当によかった。
ありがとう。
さようなら。

痛みを伴わない教訓には意義がない

人は何かの犠牲無しには何も得ることには

出来ないのだから

しかし

その痛みに耐え乗り越えた時

人は何物にも負けない強靭な心を手に入れる

そう鋼のような心を……