魔法少女まどか☆マギカ 名言・セリフ集 ～心に残る言葉の力～

あたし達も・・・
もう、おしまいだね・・・
（鹿目まどか）

グリーフシードは・・・？
・・・・・・・・
そう・・・
ねえ・・・私たち、このまま二人で、怪物になって、
こんな世界、何もかもメチャクチャにしちゃおっか・・・
嫌な事も・・・悲しい事も・・・
全部無かった事にしちゃえるくらい、
壊して、壊して、壊しまくってさ・・・
それはそれで・・・いいと思わない？（涙）
・・・・・・・！！？
（暁美ほむら）

フフ・・・
さっきのはウソ・・・
一個だけとっておいたんだ・・・
（鹿目まどか）

そんな・・・！！　なんで私に！！？
（暁美ほむら）

あたしには出来なくて、ほむらちゃんに出来る事、
お願いしたいから・・・
・・・・・・・
ほむらちゃん・・・
過去に戻れるんだよね・・・？
こんな終わり方にならないように、
歴史を変えられるって言ってたよね・・・（泣）
・・・キュゥべえにだまされる前の、（泣）
バカなあたしを、（泣）
助けてあげてくれないかな・・・（泣）
（鹿目まどか）

約束するわ！！（泣）
絶対にあなたを救ってみせる！！（泣）
何度繰り返す事になっても、（泣）
必ずあなたを守ってみせる！！（泣）
（暁美ほむら）

わかった・・・（涙）
ううぅっ、あうぅっ・・・ぐぁっ・・・
あああぁぁぁっっ・・・！！！
・・・・もう一つ・・・頼んでいい・・・？（涙）
・・・・・・・・・
あたし・・・（涙）
魔女にはなりたくない・・・（涙）
嫌な事も・・・悲しい事もあったけど、（涙）
守りたいものだって・・・・・（涙）
たくさん・・・この世界にはあったから・・・（涙）
（鹿目まどか）

まどか！！（泣）
（暁美ほむら）

フフ・・・ほむらちゃん・・・（涙）
やっと名前で呼んでくれたね・・・（涙）
うれしい・・・な・・・（涙）
（鹿目まどか）

・・・！！！（変身）
ううっ・・・ぅぅぅ・・・（泣）
ううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーー！！！！！！！（泣）
（暁美ほむら）

（ほむら、まどかを射殺。）

ほむらちゃんが一人でも勝てるっていうのは、ほんと？
（鹿目まどか）

それを否定したとして、君は僕の言葉を信じるかい？
・・・今さら言葉にして説くまでもない。
その目で見届けてあげるといい。
ワルプルギスを前にして、
暁美ほむらがどこまでやれるか。
（キュゥべえ）

どうしてそうまでして戦うの？
（鹿目まどか）

彼女がまだ希望を求めているからさ。
いざとなれば、この時間軸もまた無意にして、
ほむらは戦い続けるだろう。
何度でも性懲りもなく、
この無意味な連鎖を繰り返すんだろうね。
もはや今の彼女にとって、
立ち止まる事と、諦める事は同義だ。
・・・何もかもが無駄だったと、
決してまどかの運命を変えられないと確信したその瞬間に、
暁美ほむらは絶望に負けて、
グリーフシードへと変わるだろう。
彼女自身もわかってるんだ。
だから選択肢なんて無い。
勝ち目のある無しにかかわらず、
ほむらは戦うしかないんだよ。
（キュゥべえ）

希望を持つ限り、救われないっていうの？
（鹿目まどか）

そうさ。
過去の全ての魔法少女達と同じだよ。
まどか。君だって一緒に見ただろ？
（キュゥべえ）

ううっ・・・（泣）
ぅぅっ・・・ぅぅっ・・・ぅぅっ（泣）
・・・でも・・・でも・・・（泣）
でもっ！！
（鹿目まどか）

勘違いしないで欲しいんだが、
僕らは何も、人類に対して悪意を持っているわけじゃない。
全ては、この宇宙の寿命を延ばす為なんだ。

まどか。
君はエントロピーっていう言葉を知ってるかい？
簡単に例えると、焚き火で得られる熱エネルギーは、
木を育てる労力とつり合わないって事さ。
エネルギーは形を変換するごとにロスが生じる。
宇宙全体のエネルギーは、目減りしていく一方なんだ。
だから僕たちは、
熱力学の法則に縛られないエネルギーを探し求めてきた。
そうして見つけたのが、魔法少女の魔力だよ。

僕たちの文明は、知的生命体の感情を
エネルギーに変換するテクノロジーを発明した。
ところがあいにく、当の僕らが
感情というものを持ち合わせていなかった。
そこで、この宇宙のさまざまな一族を調査し、
君たち人類を見出したんだ。

人類の個体数と繁殖力を鑑みれば、
一人の人間が生み出す感情エネルギーは、
その個体が誕生し、
成長するまでに要したエネルギーを凌駕する。
君たちの魂は、
エントロピーを覆す、エネルギー源たりうるんだよ。
とりわけ最も効率がいいのは、
第二次性徴期の少女の、希望と絶望の相転移だ。
ソウルジェムになった君たちの魂は、
燃え尽きてグリーフシードへと変わるその瞬間に、
膨大なエネルギーを発生させる。
それを回収するのが、
僕たちインキュベーターの役割だ。

大人はだれだって辛いのさ。だから酒飲んでもいいって事になってんの

じゃあ、行ってくるね。
（鹿目まどか）

そんな・・・
巴さん・・・死んじゃったのに・・・
（暁美ほむら）

だからだよ。
もう、ワルプルギスの夜を止められるのは、
私だけしかいないから。
（鹿目まどか）

無理よ！
一人だけではあんなのに、勝てっこない！
鹿目さんまで死んじゃうよ！？
（暁美ほむら）

それでも、私は魔法少女だから。
みんなの事、守らなきゃいけないから。
（鹿目まどか）

ねえ・・・逃げようよ！
だって・・・仕方ないよ！（泣）
誰も、鹿目さんを恨んだりしないよ！（泣）
（暁美ほむら）

ほむらちゃん。あたしね、
あなたと友達になれて嬉しかった。
あなたが魔女に襲われたとき間に合って・・・
今でもそれが自慢なの。
だから、魔法少女になって、本当に良かったって。
そう思うんだ。
（鹿目まどか）

鹿目さん・・・（涙）
（暁美ほむら）

さよなら。
ほむらちゃん・・・元気でね！
（鹿目まどか）

ぅわぁっ！！（涙）　行かないで・・・！！（泣）
鹿目さぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーん！！！！！（泣）
（暁美ほむら）

─ねぇ、その人のこと…聞かせてよ

今あんたたちが話してた女の人のこと
もっとよく聞かせてよ

その人…

あんたの事が
大事で、喜ばせたくて
頑張ってたんでしょ？

あんたにもそれがわかってたんでしょ？

なのに犬と同じなの？

「ありがとう」って言わないの？

役に立たなきゃ捨てちゃうの？

ねぇ

この世界って、守る価値あるの？

あたし、なんのために戦ってたの？

教えてよ

今すぐあんたが…教えてよ！

私って、昔から得意な学科とか、
人に自慢できる才能とか、何もなくて・・・
きっとこれから先ずっと、誰の役にも立てないまま、
迷惑ばかりかけていくのかなって・・・
それが嫌でしょうがなかったんです。
・・・・・でもマミさんと会って、
誰かを助ける為に戦ってるの、見せてもらって・・・・
同じ事が、私にも出来るかもしれないって言われて・・・
何よりも嬉しかったのはその事で・・・
だから私・・・
魔法少女になれたら、それで願い事が叶っちゃうんです。
こんな自分でも、誰かの役に立てるんだって、
胸を張って生きていけたら、
それが一番の夢だから・・・
（鹿目まどか）

大変だよ。怪我もするし・・・
恋したり遊んだりしてる暇も無くなっちゃうよ。
（巴マミ）

でも、それでも頑張ってるマミさんに、
私、憧れてるんです。
（鹿目まどか）

憧れるほどのものじゃないわよ・・・私。
・・・無理してカッコつけてるだけで、
怖くても辛くても誰にも相談できないし、
一人ぼっちで泣いてばかり・・・
いいものじゃないわよ、魔法少女なんて・・・
（巴マミ）

・・・マミさんはもう一人ぼっちなんかじゃないです。
（鹿目まどか）

・・・そうね・・・そうなんだよね・・・
・・・・・・・（涙）
・・・本当に、これから私と一緒に戦ってくれるの？（涙）
・・・・・そばに居てくれるの？（涙）
（巴マミ）

はい。私なんかで良かったら。
（鹿目まどか）

私やっとわかったの
叶えたい願い事を見つけたの
だからそのために、この命を使うね

そうそう、自己紹介しないとね・・・
でも、その前に！
ちょっと一仕事片付けちゃっていいかしら！

私、友達を助けに行かないと
（鹿目まどか）

消防署に任せろ。・・・素人が動くな。
（鹿目詢子）

あたしでなきゃダメなの！！
（鹿目まどか）

てめぇ一人の為の命じゃねーんだ！
ぁあのなー！
そういう勝手やらかして、あれがどれだけ
（鹿目詢子）

わかっている。
・・・私にもよくわかる。
私だってママの事、パパの事、大好きだから。
どんなに大切にしてもらっているか知ってるから。
自分を粗末にしちゃいけないの、わかる。
だから違うの。
みんな大事で、絶対に守らなきゃいけないから、
その為にも、
私今すぐ行かなきゃいけない所があるの！
（鹿目まどか）

理由は説明できねぇってか・・・
なら、私も連れて行け。
（鹿目詢子）

ダメ・・・
ママはパパやタツヤのそばにいて、
二人を安心させてあげて。
・・・ママはさ、
私がいい子に育ったって、言ってくれたよね。
嘘もつかない、悪い事もしないって。
・・・今でもそう信じてくれる？
私を、正しいと思ってくれる？
（鹿目まどか）

・・・・・・・絶対にヘタ打ったりしないな？
誰かの嘘に踊らされてねーな？
（鹿目詢子）

うん。
・・・・・・・ありがとう。ママ！
（鹿目まどか）

だからって、あなたはこのまま、帰る場所も無くなって、
大好きな人達とも離れ離れになって、こんな場所に、
一人ぼっちで永遠に取り残されるっていうの！？
（暁美ほむら）

ウフッ・・・一人じゃないよ。
みんな、みんないつまでも私と一緒だよ。
これからの私はね、いつでもどこにでもいるの。
だから見えなくても聞こえなくても、
私はほむらちゃんのそばにいるよ。
（鹿目まどか）

まどかは、それでもいいの？
私はあなたを忘れちゃうのに！？
まどかのこと、
もう二度と感じ取る事さえできなくなっちゃうのに！？
（暁美ほむら）

うううん、諦めるのはまだ早いよ。
ほむらちゃんは、こんな場所までついて来てくれたんだもん。
だから、元の世界に戻っても・・・
もしかしたら私のこと、忘れずにいてくれるかも・・・
・・・大丈夫。きっと大丈夫。
信じようよ。
だって魔法少女はさ、夢と希望を叶えるんだから・・・
きっとほんの少しなら、
本当の奇跡があるかもしれない。そうでしょ？
（鹿目まどか）

まどか！　行かないでーーー！！
（暁美ほむら）

ごめんね・・・
私、みんなを迎えにいかないと。
いつかまた、もう一度ほむらちゃんとも会えるから。
それまでは、ほんのちょっとだけお別れだね☆
（鹿目まどか）

まどかぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーー！！！！！！！
（暁美ほむら）

叶えたい願い事とか、私には難しすぎて、すぐには決められないけど…
それでも、人助けの為に頑張るマミさんの姿は、とても素敵で、温かくて、かっこ良くて。
こんな私でも、あんな風に誰かの役に立てるとしたら、それはとっても嬉しいなってー
そう思ってしまうのでした。

君が力を解放すれば、奇跡を起こすどころか、
宇宙の法則を捻じ曲げる事だって可能だろう。
なぜ君一人だけが、
それほどの素質を備えているのか、
理由はいまだにわからない・・・
（キュゥべえ）

私は・・・
自分なんて何の取り柄もない人間だと思ってた・・・
ずっとこのまま、誰の為になる事も、
何の役に立つこともできずに、
最後まで・・・
ただなんとなく生きていくだけなのかなって・・・
それは悔しいし、さびしい事だけど・・・
でも仕方ないよねって・・・
思ってた・・・
（鹿目まどか）

現実はずいぶんと違ったね。
・・・まどか。
君は、望むなら、
万能の神にだってなれるかもしれないよ。
（キュゥべえ）

私なら・・・
キュゥべえにできない事でも、
私ならできるのかな・・・
（鹿目まどか）

と言うと？
（キュゥべえ）

私があなたと契約したら、
さやかちゃんの体を元に戻せる？
（鹿目まどか）

その程度、きっと造作もないだろうね。
その願いは君にとって、
魂を差し出すに足るものかい？
（キュゥべえ）

さやかちゃんの為なら・・・
いいよ・・・・・
私、魔法少女に・・・・・・・・・・！！？？
（鹿目まどか）

まどかがもたらした新しい法則に基づいて、
宇宙が再編されているんだよ。

そうか・・・君もまた、
時間を超える魔法の使い手だったね。
じゃあ一緒に見届けようか。
鹿目まどかという、存在の結末を。

あれが、彼女の祈りがもたらしたソウルジェムだ。

その壮大すぎる祈りを叶えた対価に、
まどかが背負う事になる呪いの量がわかるかい？
一つの宇宙を創りだすに等しい希望が遂げられた。
それはすなわち、
一つの宇宙を終わらせるほどの絶望をもたらす事を意味する。

当然だよね。

今までの魔女と違って、
こいつは結界に隠れて身を守る必要なんてない。
ただ一度具現しただけでも、
何千人という人が犠牲になるわ。
相変わらず普通の人には見えないから、
被害は地震とか竜巻とか、
そいういった大災害として誤解されるだけ。
（暁美ほむら）

なら、絶対にやっつけなきゃ駄目だよね。
・・・杏子ちゃんも・・・死んじゃって・・・
戦える魔法少女は、もうほむらちゃんだけしか残ってない、
だったら・・・
（鹿目まどか）

一人で十分よ！
佐倉杏子には無理でも、
私なら一人でワルプルギスの夜を撃退できる。
杏子の援護も、本当は必要なかったの。
ただ彼女の顔を立ててあげただけ。
（暁美ほむら）

ほんとに！？
・・・なんでだろ・・・あたし・・・
ほむらちゃんの事、信じたいのに・・・
嘘つきだなんて思いたくないのに・・・
ぜんぜん大丈夫だって気持ちになれない・・・
ほむらちゃんの言ってる事が本当だって思えない・・・
（鹿目まどか）

誰も・・・マミさんが死んだ事、気付かないの？
（鹿目まどか）

・・・仕方ないわ。
向こう側で死ねば、死体だって残らない。
こちらの世界では、彼女は永遠に行方不明者のまま。
魔法少女の最後なんて、そういうものよ。
（暁美ほむら）

・・・・・・（泣）
・・・ひどいよ・・・（泣）
みんなの為に、ずっと一人ぼっちで戦ってきた人なのに、
誰にも気付いてもらえないなんて、そんなの・・・（泣）
寂しすぎるよ・・・（泣）
（鹿目まどか）

そういう契約で、私たちはこの力を手に入れたの。
誰の為でもない・・・
自分自身の祈りのために、戦い続けるのよ。
誰にも気付かれなくても、忘れ去られても、
それは仕方のない事だわ。
（暁美ほむら）

私は覚えてる。
マミさんの事・・・忘れない。
絶対に！！
（鹿目まどか）

そう・・・
そう言ってもらえるだけ、巴マミも幸せよ。
羨ましいほどだわ。
（暁美ほむら）

ほむらちゃんだって、ほむらちゃんの事だって、
私は忘れないもん！
きのう助けてくれた事、絶対忘れたりしないもん！！
・・・・・・
ほむらちゃん・・・？
（鹿目まどか）

あなたは優しすぎる・・・
忘れないで。
その優しさが、もっと大きな悲しみを呼び寄せる事もあるのよ。
（暁美ほむら）

あなたは・・・
何であなたは、いつだって・・・
そうやって自分を犠牲にして・・・・・・・

役に立たないとか、意味がないとか、
勝手に自分を粗末にしないで・・・！
あなたを大切に思う人の事も考えて！
いい加減にしてよ！！
あなたを失えば、それを悲しむ人がいるって、
どうしてそれに気付かないの！？（泣）
あなたを守ろうとしてた人はどうなるの！！！（泣）

いや・・・
けっこう何も変わってないような気もするの・・・
むしろ、変わっちゃったのは、どっちかっていうと・・・
あたしのような・・・！
・・・・・・・・・・・・・
・・・そう・・・私には・・・もっと違う姿・・・
違う役目があったはず・・・
それが・・・・・・どうして・・・・・・・
・・・・・・・・・・
ほ・・・ほむらちゃん！！？？
ねぇっ・・・！？・・・ちょっと！？
（鹿目まどか）

くっ・・・
ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・
大丈夫！！
あなたは間違いなく・・・
本当のあなたのままよ・・・！
・・・・・・・・・・
鹿目まどか。
あなたは、この世界が尊いと思う？
欲望よりも秩序を大切にしてる？
（暁美ほむら）

え・・・？
それは・・・えっと・・・その・・・
わ、私は・・・
尊いと、思うよ。
やっぱり、自分勝手にルールを破るのって、
悪い事じゃないかな・・・
（鹿目まどか）

そう・・・なら・・・
いずれあなたは・・・私の敵になるかもね。
でも構わない。それでも・・・
私はあなたが幸せになれる世界を望むから。
（暁美ほむら）

ほ・・・ほむらちゃん！？　ぁあの・・・
（鹿目まどか）

・・・やっぱり、
あなたのほうが似合うわね・・・（涙）
（暁美ほむら）

ほむらちゃん・・・ごめんね・・・
あたし、魔法少女になる。
（鹿目まどか）

まどか・・・そんなっ・・・！！
（暁美ほむら）

あたし、やっとわかったの。
叶えたい願い事を見つけたの。
だからその為に、この命を使うね。
（鹿目まどか）

やめて・・・！！
それじゃ・・・それじゃあ私は・・・
何の為に・・・！！！
（暁美ほむら）

ごめん・・・
本当にごめん・・・
これまでずっと・・・ずっとずっと、
ほむらちゃんに守られて、望まれてきたから、
今の私があるんだと思う・・・
本当にごめん・・・
そんな私が、やっと見つけ出した答えなの。
・・・信じて。
絶対に、今日までのほむらちゃんを
無駄にしたりしないから。
（鹿目まどか）

まどか・・・・・・
（暁美ほむら）

うううん、大丈夫。

私の願いは、全ての魔女を消し去る事・・・・・・・・・
本当にそれが叶ったんだとしたら・・・
私だって・・・・・

もう絶望する必要なんて、ないっ！！！

何度も何度も説明して、
何度も何度もわかったとその場では言っているのに、
どうしてまた最初からなのよ・・・！
結局、男はどうだとか、一人ぼっちは嫌だとか、
女の腐ったような魔法少女しかいないのが問題なのよ・・・
そりゃぁ、結局けがれて魔女になるだけだわ。

私は今まで、まどかを守る為に、
まどかを魔法少女にしないように、
どうすればいいかを悩んでいた。
私一人でも、ワルプルギスの夜さえ倒せればと・・・
でも、それじゃ駄目だった。この方法ではうまくいかない。
せめて、みんなが協力してくれれば・・・
全員が魔法少女のままワルプルギスの夜に立ち向かい、
被害を出さず撃破すれば・・・

ハッ！
・・・そうか！　それだ！
なんでこんな簡単な事に気がつかなかったんだろう。
この因果に巻き込まれた魔法少女達を、まどかを、
全て生き残らせる為には・・・
今までと逆のパターンでなら・・・！

連中の意識改革、するしかないわね。

彼女たちを裏切ったのは僕たちではなく、
むしろ自分自身の祈りだよ。
どんな希望も、それが条理にそぐわないものである限り、
必ずなんらかの歪みを生み出す事になる。
やがてそこから災厄が生じるのは当然の摂理だ。
そんな当たり前の結末を裏切りだと言うなら、
そもそも、願い事なんてすること自体が間違いなのさ。

天変地異クラスの災害の中、
私たちは、全力をもって、
ワルプルギスの夜を倒さなきゃいけない。
少し遅れただけでも、被害は増え続ける。
でも焦ったら、私たちがやられてしまう。
・・・わかった？
（暁美ほむら）

ああ。油断すんなって事だろ？
（佐倉杏子）

・・・そうね。
（暁美ほむら）

まだＣＤ１枚しか発売してないのに、
ファンも私も居なくなるわけにはいかないわ。
（巴マミ）

そうだね。
恭介とまだ始まったばかり。まだまだこれからだから。
（美樹さやか）

グリーフシードはもらうぜ。最大級のお宝じゃないか。
（佐倉杏子）

私は、魔法少女しかできないから・・・
みんなの為に・・・みんなを守る為に。
そして、ほむらちゃんや、さやかちゃん、
ミマさんや杏子ちゃんを悲しませない為に
・・・頑張る！
（鹿目まどか）

ありがとう、まどか。
（暁美ほむら）

エへへッ・・・・
みんなの為にってだけ言うと、ほむらちゃん怒るんだもん。
（鹿目まどか）

時間遡行者、暁美ほむら。

過去の可能性を切り替えることで、幾多の並行世界を横断し、
君が望む結末を求めて、この一か月間繰り返して来たんだね。

君の存在が、一つの疑問に答えを出してくれた。
なぜ鹿目まどかが、魔法少女として、
あれほど破格の素質を備えていたのか・・・
今なら納得いく仮説が立てられる。

魔法少女としての潜在力はね、
背負い込んだ因果の量で決まってくる。
一国の女王や救世主ならともかく、
ごく平凡な人生だけを与えられて来たまどかに、
どうしてあれほど膨大な因果の糸が集中してしまったのか不可解だった。
・・・だが・・・ねえ、ほむら。
ひょっとしてまどかは、君が同じ時間を繰り返すごとに、
強力な魔法少女になっていったんじゃないのかい？

・・・・・・・やっぱりね。
原因は君にあったんだ。
正しくは、君の魔法の副作用と言うべきかな。

君が時間を巻き戻してきた理由はただ一つ、
鹿目まどかの安否だ。
同じ理由と目的で、何度も時間を遡るうちに、
君はいくつもの並行世界を螺旋状に束ねてしまったんだろう。
・・・鹿目まどかの存在を中心軸にしてね。
その結果、決して絡まるはずのなかった並行世界の因果線が、
すべて今の時間軸のまどかに連結されてしまったとしたら・・・
彼女の、あの途方もない魔力係数にも納得がいく。
君が繰り返してきた時間、その中で循環した因果の全てが、
巡り巡って、鹿目まどかに繋がってしまったんだ。
・・・あらゆる出来事の元凶としてね。

お手柄だよ、ほむら。
君がまどかを最強の魔女に育ててくれたんだ。

あれで、良かったの？
（暁美ほむら）

・・・はい。
「魔法」がなんの事かわかりませんが、
さやかさんの言葉に、心打たれました。
・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
痛かったですわ・・・
頬も、心も。
・・・さやかさん、強いです。
（志筑仁美）

そう？
志筑さんも強いじゃない。
人間として、とっても強い。
（暁美ほむら）

でも・・・負けてしまいました・・・
（志筑仁美）

うん・・・
（暁美ほむら）

・・・負けて・・・しまいました・・・（泣）
（志筑仁美）

大丈夫よ。・・・泣いてもいいから。
・・・相手が私で悪いけど・・・
（暁美ほむら）

いえ・・・
ありがとう・・・ございます・・・（泣）
うっ・・・うっ・・・うぅぅっ・・・（泣）
（志筑仁美）

・・・その反応は理不尽だ。
この光景を残酷と思うなら、君には本質がまったく見えていない。
彼らは人間の糧になる事を前提に、生存競争から保護され、
淘汰される事なく繁殖している。
牛も豚も鳥も、ほかの野生動物に比べれば、
種としての繁殖ぶりは圧倒的だ。
君たちは皆、理想的な共栄関係にあるじゃないか。
むしろ僕らは、人類が家畜を扱うよりも、
ずっと君たちに対して譲歩しているよ？
まがりなりにも、知的生命体と認めた上で交渉しているんだしね。

ママは仕事が好きなんじゃなくて、頑張るのが好きなのさ。

これ以上先に進まれたら、避難所が襲われる・・・！
どうにかして・・・ここで食い止めないと！！

・・・そんなっ！！？　ァハッ！？

・・・クッ・・・クッ・・・はぅっ・・・
どうして・・・・・どうしてなの！？
何度やっても・・・
あいつに勝てないっ！！

い゛ぃっ！！　・・・ハッ！？

繰り返せば・・・
それだけまどかの因果が増える・・・
私のやってきた事は・・・
結局・・・

うぅっ・・・
うぅぅっぅぅっ・・・うぅぅっ・・・（涙）
ううぅっ・・・（泣）

さやか・・・！
ああ、なんて事なんだ・・・！
大切な願い事を、僕の為に使ったなんて！！
・・・僕は、さやかのおかげで
バイオリンが弾けるようになったんだね・・・
その代わりに、
さやかは正義の為に命を懸けて戦う
魔法少女になったんだ・・・
・・・・・・・・
・・・それなのに、僕は、
恋人が魔法少女なんだって・・・
ただ浮かれて・・・

なんか・・・手間、かけさせちゃったね・・・
（美樹さやか）

うううん、こっちこそ、ごめん・・・
さやかちゃんを救うには、
何もかも、無かった事にするしかなくて・・・
そしたら、この未来も消えて無くなっちゃうの。
でも、それはたぶん、
さやかちゃんが望む形じゃないんだろうなって・・・・・・・
さやかちゃんが祈った事も、
その為に頑張ってきた事も、とっても大切で、
絶対、無意味じゃなかったと思うの。
・・・だから。
（鹿目まどか）

・・・うん。
・・・これでいいよ。
そうだよ。あたしはただ、もう一度、
あいつの演奏が聞きたかっただけなんだ・・・
あのバイオリンを、
もっともっと大勢の人に聞いて欲しかった。
それを思い出せただけで、十分だよ。
もうなんの後悔もない・・・
まあそりゃあ、ちょっぴり悔しいけどさ、
仁美じゃぁ仕方ないや。
恭介にはもったいないくらいのいい子だし。
幸せになって・・・くれるよね（涙）
（美樹さやか）

なんか・・・
違う国に来ちゃったみたいだね・・・
学校も仁美ちゃんも、
きのうまでと全然変わってないはずなのに、
なんだかまるで・・・
知らない人たちの中にいるみたい・・・
（鹿目まどか）

知らないんだよ、誰も・・・
魔女の事、マミさんの事・・・
あたし達は知ってて、ほかのみんなは何も知らない。
それってもう、違う世界で、
違うものを見て暮らしてるようなもんじゃない・・・
・・・・・・
とっくの昔に変わっちゃってたんだ・・・
もっと早くに気付くべきだったんだよ、あたし達も・・・
（美樹さやか）

恭介・・・
ありがとう・・・
これが・・・あたしの曲・・・

一人で悩みを抱え込んでちゃ駄目だったんだね。
自分に素直になってしまえば、
ちゃんと周りは応えてくれるんだね。

そんな事に気が付かなくて、
人の為に、何かをした自分を、
誰も気が付いてくれないから・・・
あたしは、
言い訳をつくって殻に閉じこもってただけなんだ・・・

ほむら・・・ありがとう。

ねぇまどかぁー・・・
願い事、なんか、考えたー？

あたしも全然・・・
なんだかなあー・・・
いっくらでも思い付くと思ったんだけどなあー・・・
欲しい物も、やりたい事も、いっぱいあるけどさ、
命懸けって所で、やっぱ引っかかっちゃうよね・・・
そーーまでするほどのもんじゃねーよなーーって・・・

まあきっと・・・
あたしたちがバカなんだよ。

そう。幸せバカ・・・
別に珍しくなんかないはずだよ。
命と引き換えにしてでも、叶えたい望みって・・・
そういうの抱えている人は、
世の中に、大勢いるんじゃないのかな・・・
だから・・・それが見つからないあたしたちって、
その程度の不幸しか知らないって事じゃん。
恵まれすぎて・・・
バカになっちゃってるんだよ・・・

なんで・・・あたし達なのかな・・・

不公平だと思わない？
こういうチャンス、本当に欲しいと思っている人は、
他にいるはずなのにね・・・

でも、愚かとは言わないよ。
彼女たちの犠牲によって、
人の歴史が紡がれてきた事もまた事実だし。
そうやって過去に流された全ての涙を礎にして
今の君たちの暮らしは成り立っているんだよ。
それを正しく認識するなら、
どうして今さらたかだか数人の運命だけを特別視できるんだい？

ねえママ。
もしも、もしもだよ、
魔法でどんな願い事でも叶えてもらえるって言われたら、
どうする？
（鹿目まどか）

役員を二人ばかりよそに飛ばしてもらうわ。
・・・あとそうねぇ、
社長もさー、もう無理がきく歳じゃねんだから
そろそろ隠居考えて欲しいんだけどぉー、
変わりがいないってのがなぁ・・・
（鹿目詢子）

いっそ、ママが社長さんになっちゃったら？
（鹿目まどか）

だってあたし、今、顔腫れちゃってて・・・
（美樹さやか）

そんなの関係ないですわ。
上条君は、そんな事を気にするような方ではありません。
（志筑仁美）

あたしが気にするのォー！
（美樹さやか）

勝ったのにまだそんな事を！
美樹さん、歯を食いしばって！
（暁美ほむら）

（パシン！　ほむら、さやかにビンタ。）

ほむらァ！！
顔が殴られて腫れてるって悩んでるのに、
なんでそこを叩くのよォ！！
しかも、仁美より痛いんだけどー！！
（美樹さやか）

でもあまり感心できた話じゃないわ。
他人の願いを叶えるのなら、
尚のこと自分の望みをハッキリさせておかないと。
美樹さん、あなたは彼に夢を叶えて欲しいの？
それとも、彼の夢を叶えた恩人になりたいの？
・・・同じようでも全然違う事よ、これ。
（巴マミ）

その言い方は・・・ちょっとひどいと思う・・・
（美樹さやか）

ごめんね。
でも、今のうちに言っておかないと。
そこを履き違えたまま先に進んだら、
あなたきっと後悔するから・・・
（巴マミ）

私、決めたんですの。もう自分に嘘はつかないって。
あなたはどうですか？
さやかさん、
あなた自身の本当の気持ちと向き合えますか？

あなたは私の大切なお友達ですわ。
だから、抜け駆けも横取りするような事もしたくないんですの。

上条君のことを見つめていた時間は、
私よりさやかさんのほうが上ですわ。
だから、あなたには私の先を越す権利があるべきです。

私、あしたの放課後に上条君に告白します。
丸一日だけお待ちしますわ。
さやかさんは後悔なさらないよう決めて下さい。
上条君に気持ちを伝えるべきかどうか。

・・・仁美、
最初に謝っておく。・・・ゴメン。

ちょっと嘘ついちゃったからね。
でも、仁美に言われて、
恭介への想いを、再確認したよ。
あと、・・・怪我させちゃうかもしれないし。
（美樹さやか）

そんな・・・
謝る必要ありませんわ。
さやかさんが上条君の事を想っているのは、
わかっていましたし。
でも、そんなさやかさんの気持ちを知っていながら、
上条君の事を慕ってしまった私がいけないのです。
それに・・・
・・・怪我させるのは、
多分、私のほうですから・・・
あまり、ナメてもらっては困りますわ！
（志筑仁美）

（パシッ！　さやかに先制ビンタ。）

おっ！　それ美味そうだな、いただき！！
（佐倉杏子）

それはあたしの大事なタマゴ焼き！！
（美樹さやか）

えーいいじゃん、他にもあるし。
あたしのもあげるからさ！
ほれ、一本どう？
（佐倉杏子）

昼ご飯のおかずにチョコスナックってー！？
（美樹さやか）

えー結構いけるだろー！
ほら、唐揚げに刺して、こうやって・・・
（佐倉杏子）

それ、佐倉さんしか駄目だろ・・・！？
（上条恭介）

じゃあ恭介、さあ食え。
（佐倉杏子）

えーーーーっ！？
（上条恭介）

あたしのチョコに、さやかの唐揚げだぞ？
魔法少女スペシャルフードだ。
（佐倉杏子）

それって変じゃない？
あんたは自分の事だけ考えて生きてるはずなのに、
あたしの心配なんかしてくれるわけ？
（美樹さやか）

あんたもあたしと同じ間違いから始まった。
これ以上後悔するような生き方を続けるべきじゃない。
あんたはもう対価としては高すぎるもんを支払っちまってるんだ。
だからさ、これからは釣銭を取り戻すことを考えなよ。
（佐倉杏子）

あんたみたいに・・・？
（美樹さやか）

そうさ。
あたしはそれをわきまえてるが、あんたは今も間違い続けてる。
見てられないんだよそいつが・・・
（佐倉杏子）

ここまでくると、自分だけ特別とか、
バレてないって思ってるのが、逆に凄いわよ。
ずっと想ってたし、奇跡も使ったし、
友達にもバレたし、もういいじゃないの？
自分に素直になって、告白してきたら？
（暁美ほむら）

でもさ・・・
仁美も大事な友達だし、傷つけたくないんだよね・・・
（美樹さやか）

自分が傷つくのが嫌なくせに？
（暁美ほむら）

そんな事ないよ！
本当に・・・仁美との友情と、
恭介への想いに差がないんだ・・・
（美樹さやか）

・・・嘘ついても、すぐにバレるわよ。
よく聞く話だわ。
友情と愛情は区別つけないタイプとか、
嘘ついて抜け駆けする女の子とか。
（暁美ほむら）

あんたの事、いろいろと誤解してた。
その事はごめん。あやまるよ。
・・・・・・でもね、
あたしは、人の為に祈った事を後悔してない。
その気持ちを嘘にしない為に、後悔だけはしないって決めたの。
これからも。
（美樹さやか）

なんであんたは・・・
（佐倉杏子）

あたしはね、
高すぎるものを支払ったなんて思ってない。
この力は、
使い方次第でいくらでも素晴らしいものにできるはずだから。
（美樹さやか）

うううん、違うよ、ほむらちゃん。
今の私にはね、過去と未来の全てが見えるの。
かつてあったかもしれない宇宙も、
いつかありえるかもしれない宇宙も、みんな。

・・・だからね、全部わかったよ。
いくつもの時間で、ほむらちゃんが、
私の為に頑張ってくれた事、何もかも。
何度も泣いて、傷だらけになりながら、
それでも私の為に・・・

ずっと気付けなくて、ごめん・・・
ごめんね・・・

今の私になったから、本当のあなたを知る事ができた。
私には、こんなにも大切な友達がいてくれたんだって。
だから嬉しいよ。

ほむらちゃん、ありがと。
あなたは私の、最高の友達だったんだね。

もちろんだろ！
僕がさやかの事を信じなくてどうするんだよ！
どんな告白だって信じちゃうよ！！
すごいよ、素晴らしいよ！！
僕の彼女が魔法少女！！
なんて素敵な響きなんだ・・・！！

ずっと抱え込んいて告白できなかったのは、
さやかさん、あなたじゃないですか！
（志筑仁美）

仁美が割り込んでこなかったら、
いつかあたし達はわかり合えた！！
（美樹さやか）

私じゃなかったら、わかり合えるどころか、
いきなり失ってた事に気が付きませんの！？
（志筑仁美）

ほむらちゃん・・・！？
・・・！！！
私たちはどこかで・・・
どこかで会った事あるの？　私と・・・？
（鹿目まどか）

それは・・・・・（泣）
（暁美ほむら）

ごめん・・・・・・・・・・
・・・私、さやかちゃんを捜さないと・・・
（鹿目まどか）

待って・・・（泣）
美樹さやかは、もう・・・（泣）
（暁美ほむら）

ごめんね・・・
（鹿目まどか）

待って・・・！（泣）
まどかーっ！！（泣）
（暁美ほむら）

その祈りに見合うだけの呪いを、背負い込んだまでの事。
あの子は誰かを救った分だけ、
これからは誰かを祟りながら生きていく。

何で恭介なのよ・・・
あたしの指なんて、いくら動いてたって、
何の役にも立たないのに・・・
何であたしじゃなくて・・・恭介なの？

もしもあたしの願い事で、恭介の体が治ったとして、
それを恭介はどう思うの？
「ありがとう」って言われて、それだけ？
それとも、それ以上の事を言って欲しいの？

あたしって・・・・・・
嫌な子だ・・・

君たちはいつもそうだね。
事実をありのままに伝えると、決まって同じ反応をする。
わけがわからないよ。
どうして人間はそんなに、魂の在りかにこだわるんだい？

あのね！　・・・恭介。
（美樹さやか）

なんだい？　さやか。
（上条恭介）

なんで・・用事があるか話すと長いんだけど、
・・・聞いてくれる？
（美樹さやか）

いいよ。・・・僕も覚悟を決めた。
さやかが僕のバイオリンが嫌いになっていたとしても、
覚悟はできてるよ・・・
（上条恭介）

そういうんじゃないよ。
あのね・・・
あたしね・・・
実はね・・・・・・
魔法少女なんだ。
（美樹さやか）

事実よ。
それがソウルジェムの最後の秘密。
この宝石が濁りきって黒く染まる時、
私たちはグリーフシードになり、
魔女として生まれ変わる。
・・・・・それが、
魔法少女になった者の、逃れられない運命。

無駄な事だって知ってるくせに。
懲りないんだなー、君も・・・
代わりはいくらでもあるけど、
無意味に潰されるのは困るんだよね。
もったいないじゃないか！

（むしゃむしゃ、パクパク・・・）

きゅっプィ。

だから私が、あなた達を本当の魔法少女にしてあげる。
わかったなら返事！！

・・・よし、いい返事よ。
じゃ、あなた達に、魔法少女としての心構えを伝える！

・・・質問は許さないわ！

うん・・ごめん・・・
恭介と一緒にいたいけど・・・
あたしには使命があるんだ。
魔法少女としての。
（美樹さやか）

うううん、僕の方こそごめん。
僕の一方的な勘違いで困らせちゃって・・・
さやかを、苦しめちゃって・・・
・・・そうだ。
僕にはこんな事しかできないけど、
さやかに聞いて欲しい曲があるんだ。
・・・ずっと考えていたフレーズが、
さやかの話を聞いて、形になった。
君に贈るよ・・・
魔法少女さやかの曲だ。
（上条恭介）

あんたたちとは違う魔法少女になる。
あたしはそう決めたんだ。
誰かを見捨てるのも、利用するのも、
そんな事をする奴らとつるむのも嫌だ。
見返りなんていらない。
あたしだけは絶対に自分の為に魔法を使ったりしない。

まぁそのー・・・
あの子が一人遊びする時の、見えないお友達ってやつ？
子供の頃にはよくある事なんだけどねぇ・・・

まどか、ってさ、あなたも知ってるの？
アニメか何かのキャラとか？

私もどっかでタツヤと一緒に見たのかなぁー・・・
・・・たまにねー、
すっごく懐かしい響きだなって思う事があるんだよねぇ・・・

まどか・・・

理由のはっきりしない自殺や殺人事件は、
かなりの確率で魔女の呪いが原因なのよ。
形のない悪意となって、人間を内側から蝕んでゆくの。

えー、いきなりかよー。
今日もリハビリにつき合ったあと、
夜は恭介の家でバイオリン聞くのにィー！
（美樹さやか）

魔法少女の使命は！？
（暁美ほむら）

わ、わかってます、・・・
魔女を倒す事です、了解ですう、夜に公園に行きますです、！
（美樹さやか）

ふーん・・・なるほどね。
確かに君の話は、
一つの仮説としては成り立つね。
（キュゥべえ）

仮説じゃなくて、本当の事よ。
（暁美ほむら）

だとしても、証明しようがないよ。
君が言うように、
宇宙のルールが書き換えられてしまったのだとすれば、
今の僕らにそれを確かめる手段なんて無いわけだし。
君だけがその記憶を持ち越しているのだとしても、
それは、君の頭の中にしかない夢物語と区別がつかない。
（キュゥべえ）

てめぇは、・・何様のつもりだ！？
事情通ですって自慢したいのか！？
何でそう得意げにしゃべってられるんだ！
こいつはさやかの！！
・・・・・・
さやかの親友なんだぞ・・・！

君も僕の事を恨んでいるのかな？
（キュゥべえ）

・・・あなたを恨んだら、
さやかちゃんを元に戻してくれる？
（鹿目まどか）

無理だ。
それは僕の力の及ぶ事じゃない。
（キュゥべえ）

あなたの言ってる事、ついて行けない・・・
全然納得できない・・・

私の場合は・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
考えてる余裕さえなかったってだけ・・・・・・
後悔しているわけじゃないのよ。
今の生き方も、
あそこで死んじゃうよりはよほど良かったと思ってる。
でもね、ちゃんと選択の余地のある子には、
きちんと考えた上で決めて欲しいの。
私に出来なかった事だからこそ・・・ね。

いいかー、まどかー。
この手のモノには、扱いを間違えると
とんでもない事になるモノもある。
あたしら家族全員あの世行きだ。
絶対に間違えるなよ。

な、なに言い出してんの！
女子中学生が決闘って！
それに、そんな事したら仁美との仲が・・・！
（美樹さやか）

でも、このまま付き合う事になったら、
絶対どっちかがひねくれるわけでしょ？
それでウジウジして仲悪くなるなら、
ケリをつけたほうがいいんじゃない？
（暁美ほむら）

人の心を読めた気になってんじゃねぇよ。
（佐倉杏子）

読んでなんかいないわ。
大事なのは、周りに気をつかったり、
格好つけるんじゃないってだけ。
・・・素直に受け入れて、それを実行する事。
（暁美ほむら）

質問は受け付けません！　解散！！
次回はまたどこかで。

返事！！

・・・ではまた。ごきげんよう。

二人で目を見て話し合ったらどう？
大抵の事は、それで解決すると思うわ。

ね、マミさん、・・・願い事って、
自分の為の事柄でなきゃ、ダメなのかな・・・
例えば・・・
例えばの話なんだけどさ、
あたしなんかよりよほど困ってる人がいて、
その人の為に、願い事をするのは・・・・・

はい！　３人ともそこに並ぶ！！

・・・いいから並びなさい。
これから大事なことを話すわ。

もう、見世物じゃないのよ。

・・・危ない事してるって意識は、
忘れないでおいてほしいわ。

命拾いしたわね・・・あなた達。

・・・目に焼き付けておきなさい。
魔法少女になるって、そういう事よ。

あなたとは戦いたくないのだけれど。
（暁美ほむら）

なら二度と会う事のないよう努力して。
話し合いだけで事が済むのは、
きっと今夜で最後だろうから。
（巴マミ）

縄張りを奪うなんて、
そんなくだらない事をしに来たんじゃない。

わざわざ死体を持ってきた以上、扱いには気をつけて。
うかつな場所に置き去りにすると、
あとあとやっかいな事になるわよ。

ま、門限とかうるさい事は言わないけどさ、
晩メシの前には一報入れなよ。

そんな事どうでもいい。
それよりもあなた達、全然なっちゃいないわ。
魔法少女がそんなのでいいと思ってるの！？

君達はいつもそうだね、事実をありのままに伝えると、決まって同じ反応をする。訳が分からないよ。

一人ぼっちは寂しいもんな・・・。
いいよ。一緒にいてやるよ。
さやか・・・。

奇跡ってのはタダじゃないんだ。
希望を祈ればそれと同じ分だけの絶望が撒き散らされる。
そうやって差し引きを0にして
世の中のバランスは成り立ってるんだよ。　

約束するわ・・・。
絶対にあなたを救ってみせる。
何度繰り返すことになっても、
必ずあなたを守ってみせる。　

繰り返す
私は何度でも繰り返す
同じ時間を何度も巡り、たったひとつの出口を探る
あなたを、絶望の運命から救い出す道を！

神様でも何でもいい
今日まで魔女と戦ってきたみんなを、希望を信じた魔法少女を
私は泣かせたくない
最後まで笑顔でいて欲しい
それを邪魔するルールなんて、壊して見せる。変えて見せる

逃げ回って何が悪いんです？
私はそうやって生き残ってきましたよ

突然ごめんね。相談があって実は…

君の事思い出す日なんてないのは
君の事忘れた時がないから

よくできました。

あたし、知ってるよ。運命が何かって。
だから、あたしに迷いなんかないんだ。
ずっとそばにいるんだからね。

身震いするほど感動する演奏ができることなんて
本当に稀だって

もっと音楽に没頭しろと言ってマス

悪党の泣き声は聞こえんな

矛盾だらけだが
気持ちはよくわかる

別に見返りがほしかったわけでも感謝されたかったわけでもない！！

オレは・・・

オレはただ

まともに生きたかっただけだ！！